飼料タンク専用「エサガード隼」って何?
当社の「エサガード隼」は、飼料タンク内の温度を下げ、飼料を熱から守る為に作られた飼料タンク専用の遮熱塗料です。
検証データについて >
1.夏場のタンク内温度を下げることにより得られる「飼料への好影響」
- 飼料の劣化、変腐を抑えることができます。
- 温度を上げにくくする為、カビの発生を抑制します。
- 熱による悪臭を軽減し、飼料自体の温度も下げ嗜好性を高めます。
- 寒暖差が減り、タンク内の結露が出にくくなります。
2.夏場に傷みの少ない飼料を与えることにより得られる「農場のメリット」
- 飼料の保存環境が良くなる事で劣化したり、カビている飼料を摂取することで生じる事故率を軽減します。
- 熱による臭いの変化を抑制し、飼料自体の温度も下がる為、夏期の飼料要求率、増体の向上が見込めます。
- 上記の劣化飼料に起因する事故率の軽減と飼料要求率、増体の向上により、
養豚業の場合、飼育面では出荷日数の短縮、母豚や子豚の健康増進など多岐にわたる効果が期待されます。
3.温度を下げるランニングコストは驚きの「0」です!
- 一度塗装をしてしまえば、タンク内の温度を下げるのにランニングコストや作業員の手間が一切かからず、
温度を下げ続けることができます。 - 爽やかな白色系を採用し、クリーンな仕上がりで社内外へ清潔感をアピールすることができます。
農場の支出のうちでも負担が多い飼料費。高額な支払をするのですから、良い状態で飼料を食べさせるという事は、
経営上でも大変プラスになると思います。
又、高品質の肉質や卵を目指していく上で、実際に身となる飼料の鮮度や保存環境を整えることは、肉質や卵へダイレクトに好影響を与えます。
飼料を熱から守り、
飼料タンクの表面温度を最大
試験の目的
エサガード隼を飼料タンクに塗装し、飼料タンク表面及び飼料タンクに充填した飼料の温度がどのくらい低くなるのかを検証します。
試験方法
3㎥の飼料タンク2基を用意し、片方にエサガードプライマー+エサガード隼クールクリームを塗装(右下側写真参照)。
タンクが空の状態と籾殻(飼料の代用品)を約半分充填した状態で、飼料タンクの表面と内部の温度をT&D社の温度記録計「おんどとりTR-71U」で5分間隔で測定するとともに、サーモグラフィーで飼料タンクの撮影を実施し、塗装した飼料タンク(以下塗装タンクと表記)と未塗装の飼料タンク(以下未塗装タンクと表記)の各部の温度差を比較しました。
(左)未塗装の飼料タンク
(右)塗装した飼料タンク
エサガードプライマー+
エサガード隼クールクリーム
を塗装
試験結果
籾殻を充填する前と充填後に飼料タンク外部についてサーモグラフィーの撮影を実施しました。
充填した籾殻表面についても撮影を実施した結果、エサガード隼の塗装により、一番日射を受ける飼料タンク上部では10℃以上表面温度が低くなっていることを確認しました。
また、タンク内に充填した籾殻の表面温度も約10℃低くなっていることを確認しました。
まとめ
(1)エサガード隼の塗装により、飼料タンクの表面温度は最大で15℃以上低下することを確認しました。
(2)エサガード隼の塗装により、飼料タンク上部の空隙部分及び充填した籾殻の表面温度も最大10℃前後低下することを確認しました。
今回の実験では、籾殻を用いましたが、実際の配合飼料には水分や油脂分も含有されていますので、より高い効果が見込まれます。
温度差(平均値) | 温度差(最高値) | |
---|---|---|
飼料タンク上部 | -14.1℃ | -15.7℃ |
飼料タンク下部 | -3.3℃ | -5.9℃ |
飼料タンク内部(籾殻表面) | -9.9℃ | -9.8℃ |
以上の結果により、エサガード隼の塗装による遮熱効果を確認することができました。
エサガード隼を飼料タンクに塗装することで、飼料の劣化(ビタミンの破壊・粗脂肪の減少・飼料の腐敗)を抑制することが期待できると考えられます。
(左)未塗装の飼料タンク
(右)塗装した飼料タンク
エサガードプライマー+
エサガード隼クールクリーム
を塗装
温度差(平均値) | 温度差(最高値) | |
---|---|---|
飼料タンク上部 | -14.1℃ | -15.7℃ |
飼料タンク下部 | -3.3℃ | -5.9℃ |
飼料タンク内部(籾殻表面) | -9.9℃ | -9.8℃ |